「クスノキ」リレーソング “Kusunoki"Relay Singing 広島は6日米軍の原爆投下から80年の「原爆の日」を迎える。
「クスノキ」リレーソング “Kusunoki"Relay Singing
被爆者が減るほど「安易な核武装論」が台頭する…それでも被団協事務局長は核廃絶を信じ、若者に希望を託す
東京新聞 デジタル版
広島は6日、米軍による原爆投下から80年の「原爆の日」を迎える。広島市の平和記念公園では午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式典」(平和記念式典)が営まれる。節目の日に先立ち、昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の事務局長で、胎内被爆者の浜住治郎さん(79)=東京都稲城市=に、今後の取り組みや政治への思いを聞いた。(長崎高大)
◆核兵器と人間は共存できない
──原爆が投下されて80年。被団協の取り組みの現状は。
「再び被爆者をつくらせないことを目指し、核兵器と人間は共存できないと証言を通じて示してきたことが、ノーベル平和賞の受賞理由だった。改めて証言の掘り起こしと語り継ぎ運動の拡大を今年の大きなテーマに掲げた」

「被爆80年を迎えても、つらくて話せないとか、伝えてはいけないと言われていたとか、さまざまな理由で今まで話してこなかった被爆者がたくさんいる。私のような胎内被爆者や被爆2世も含め、まだ語っていない人は語ってほしいと考えている」
──ノーベル平和賞の受賞を受け、1月に石破茂首相と面会した。
「私自身、原爆で父親を亡くしているので、首相には『核兵器はゼロにしなければならない』ということを伝えた。それに対する回答は全くなかった」
◆「核兵器禁止条約に背を向けている日本政府、理解できない」
──首相は面会の席で、米国の「核の傘」の必要性を訴えるなど、持論を展開した。
「80年間苦しんできた被爆者への回答がない一方、『厳しい安全保障情勢』というひと言で全てが決められていく怖さは感じる。石破政権はこれまでの政権同様、核兵器不拡散条約(NPT)に軸足を置いており、3月の核兵器禁止条約締約国会議のオブザーバー参加も見送った。核禁条約というのは、さまざまな世界会議で被爆者が語り、実現したと思っている。唯一の被爆国がそれに全く背を向けることが、被爆者としても一個人としても、とても理解できない」
















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